Uppsala Diary

スウェーデンへの留学を機にブログを開設。帰国後もたまに綴っています。好きなものはチャイコフスキーの弦楽セレナーデと新印象派。

今日話したこと

今日お会いした人とした話を書き留めておきます

 

* なんかいそがしそうな日本 と 残業しないでなスウェーデン

同年代のtwitterを見たり近況聞いていると、

「なんかみんないそがしそうだな〜」

と思ってしまうわたし(呑気)

日本にいたときに比べたら格段にゆっくり過ごしているからそう感じるのかも。

一方スウェーデンでは、残業していると「就業時間もう終わってるのわかってる?(早く帰りなさい)」となるそうです。残業代が余分にかかっちゃうからね。

本気で何かプロジェクトとかやるのなら

わたしは就業時間気にせずずっとやってしまいそうだけど

時間区切ることって予想以上に大事なのかもしれない。

 

それに、自分に余裕があって初めて人を気遣えたり、何かに気付けたりするんじゃないかと思っているので

日本に帰っても今あいている心の余裕は埋めずに

大切にあけておきたいなあと思いました。

(働き始めたらこんな呑気なことは言ってられないのかな)

 

 

* べき論大好き日本 と なんでもありじゃんスウェーデン

日本では

結婚した夫婦の間に子どもが生まれるべきで

ある程度大人になってから出産するべきで

男女平等になるべきで

いろいろ聞くけど、いや、べきでまとめられるものじゃなくない!?

となったりします。

スウェーデンが生きやすいと聞く理由のひとつにはきっと

ここには"こうなるべき"というステレオタイプがなくて

ただ個人の生き方を尊重するものだけがあるからだと感じました。

個人の生き方を尊重するあまり、子育てが放棄されたりすることもあるんだけど。

慣習に従うだけじゃなくて、自分で生き方を考えて生きたいなあと思いました。

 

*日本は日本らしく

スウェーデンになろうたってそうはいかないしならなくていいんだけど

少なくとも日本が大事にしたい価値観はしっかり確立させたいなあ。

今はどこに向かってるのかあんまりわからない。

スウェーデンだったら「平等」「持続可能」あとは「個人の尊重」あたりが透けて見える。

Homestay Day5

*スケジュール

  6:30 起床、お母さんにお礼を告げお見送り

  7:00 朝食

  8:00 子どもと遊んだりテレビを見ながらお父さんとお話

11:30 お昼ごはん

12:30 みんなで犬の散歩

13:30 帰宅、荷造り

14:00 家出発

 

*いつ決めようが関係ない

この日はお父さんにどうやって結婚を決めたのか聞いてみました。

返って来た答えは

「どれだけ時間をかけて決めようが関係ないと思った。迷っても仕方ない。やってみるしかない。」

みたいな感じでした。

なんでも周りの友人の中には、しばらくお付き合いをしてから結婚しても結局離婚している人もいたそうで、それを見て上のように思ったそうです。

また結婚した方が生活費も安くなるし、子どもが生まれれば政府から援助ももらえる。

そのようなことから出会って割とすぐ結婚されたそうです。

政府から援助が出るということも少しは追い風になってるのかもしれません。

結婚に関してはもうちょっといろんな人の話を聞いてみたい…

なにが決定打なのか?

 

*全てを知った気にならない

ここまででも何回か出てきましたが、

Swedenの文化を知りたいと思ってホームステイを志願していたものの、

結局わたしはそもそも文化とは何かをちゃんと捉えられていなかったように思います。

そのため収穫としてあるのはこの家族の習慣がメイン。

だけどそれが一番大事なような気もします。

一般的に言われてる文化はきっと本かネット見れば手に入る。

高校生のときに「本当にSwedenって家事分担してるの?!なんでそんなことできるの!?裏目に出てることないの!?」と興味をかき立てられ疑いまくった情報を

この目で見れたこと自体が感無量でした。

このホームステイにどんな意味を与えていくかはこれからのわたし次第ですが。

だからこそ、"Swedenはこう" という伝え方ではなく "わたしが会った人はこうだった" という伝え方を大事にしたいなと思うし

これだけでSwedenの全てを知ったように思い上がったりは絶対したくないと思いました。

 

*自分の予想を超えたい

これまでの経験からしても、"あのころの自分には信じられないところに来れてる" と感じる感覚が好きみたいです。(自己陶酔?)

だから何って話ですが、記録のために書いておきます。

わたしが立てる未来の自分予想なんてさして高くはないんだろうけど

それでもその積み重ねで目指すような場所で、目指すような人物になっていきたいなあ。

 

*目的意識と感性のバランス

そしてこれまでは自分の立てた人物像に向かって結構目的をドンと置いて視野を狭めがちでした。

目的をしっかり決めることは大事だし、調査するならなおさら質問項目まで細かく決めるべきだとは思うのですが

それだけだと、その目的以上がないのではないかと思いました。

だからある時点での目標は一応決めておくけれど

経験の間は感性にも同じくらい気を配ってその声を聞き漏らさないように

必要ならば目的だって適宜変えていいくらいの柔軟性を持って

今後の留学生活を過ごしていこうと思いました。

 

*つながり

今回のホームステイは自分ひとりじゃ到底たどりつけなかったことです。

自分がしたのは「ホームステイがしたいんです!」と言いまくったことくらい…

友人とホストファミリーのみなさんには本当に感謝しています。

そしてもうひとつ、わたしはこのつながっていく感覚も好きみたいです。

自分を応援してくれる人が増え、自分が気にかけたい人が増える。

ひとりで生きてたら知らなかったこと、経験してなかったことを

いろんな人のおかげで得られていることを実感します。

自己肯定感のうちの存在自体の肯定は

このような人のつながりの中で生まれるのかな〜

(もうひとつの存在し続けることへの肯定は自分の努力により生まれると今のところ思っています。)

将来もつながりを生み出せることをしていきたいなと思いました。

 

* * *

 

ホームステイで考えたことは以上です!

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!

Homestay Day4

*スケジュール

12:30 昼食

     移動

14:00 職場見学

15:00 街探索(お礼のカード購入)

17:00 アウトレットのお店とのお店

19:00 夕食

21:00 子どもを寝かしつける(お母さんも一緒にちょっと寝ちゃう)

22:00 お母さんのお仕事の話聞く

24:00 就寝

 

*人としての自立がGender Equalityの第一歩

1月まで休職中というのもあってここまでの昼食はお父さんが作ってくれていました。
どれも簡単なものだけど大学生時代によく作ってたらしいです(5日間同じ晩ごはんだったこともあるとか)
また、職場まで車で連れて行ってもらってる時にお母さんと車の運転免許の話になりました。
住んでる地域にもよると思いますが、免許がないとひとりでどこにも行けないし
もしも一緒に住んでる人に何かあったときに困るから自立のために取るべきだと言われました。
また両方働いていれば、片方の職場が理不尽だったりしたときにNOと言いやすく
雇用の流動性が上がり、結果的に悪い会社は淘汰されることになるっていう面でもプラスだ、みたいな話を聞きました。
 
Gender Equalityって、
「"女子だから料理"が嫌だからしない」というものでもなくて
性別と無関係にその個人個人の得意なこと苦手なことを踏まえて
人の間で協力して作り上げるものだと思っているけど
その中で、ひとりひとりがまず自立していることは前提としてとても大事だと思いました。
意外と大学生の一人暮らしを応援するように住宅提供したりすれば理想達成に近づけるのかも?
 

*柔軟な働き方と余裕

お母さんは家から車で1時間弱の街で働いていて、子どもはそのすぐ近くのpreschoolに通っています。
朝7:00に家を出て、夕方16:00くらいに帰るそうです。
会議がない日は在宅勤務も可。
また車の移動時間も長いけど子どもが歌ってたり話しをしてくれるから苦じゃないとのことでした。
お父さんは現在休職中だけど、失業手当として前までの給料の80%が支給されるから生活費にはあまり困ってないそう。
生活保障と柔軟な働き方が可能であることが生活への余裕を生んでいて
子育てにもいい影響ありそう、と思いました。
21:00とかに疲れてはあ、、って帰ってきてあの男の子の相手は到底できない…
バトルだから…笑
 
次は最終日です!