Uppsala diary

スウェーデンのウプサラ大学に留学中。初海外、福祉大国で感じたこと・考えたことを書いていきます。#gender #sociology #public policy #social welfare #education

12月7日

今日はストックホルム日本人会の方から紹介していただき、“JAPANESE CULTURAL SOIREE“というイベントにボランティアとして参加させてもらいました。

年次総会の後に、3年に一度(!)メンバー向けに開催されているもので、 イベントの主旨はメンバーに日本の文化を体験、またこちらにいる日本人の方との交流の機会を設けることみたいです。

会場はなんと国会…!

厳重なセキュリティを抜け、迷宮のような廊下を案内してもらいました。

ボランティアのMissionとしては

・会の前半にあるワークショップのひとつ、日本の伝統的な遊びを紹介するコーナーの担当

・お料理やお酒の給仕

・その他準備、片付けのお手伝い

でした。

 

*議員さんの気さくさ

公共政策分野に興味があるわたしにとって議員さんと話せるのは願ってもないチャンス。

隙間時間で話しかけてみた方々は「今度国会案内するからおいで」と連絡先をくださいました。

生き生きしてて、柔らかい。

わたしたち若者もちゃんと相手にしてくれて、さらには期待してくれたことがすごく嬉しかった。

年明けに行こう!

ちなみに話した議員さんのひとりには、日本の

・若者の投票率の低さ

・女性活躍の進まなさ

みたいなところを指摘されました。

 

*平等の意識の浸透具合

ボランティアも参加者の方と一緒にお料理をいただいたのですが、その時同じテーブルだった方もいろいろ話してくださいました。

その方は今電気関係のお仕事をされていて(『スウェーデンの電気はわたしにかかってるの。笑』みたいなことおっしゃってて、責任ある仕事はかっこいいし、それをこんなにキュートに言ってるお茶目なところがすごい素敵だなと思いました。笑)

国会の近くのアパートに住んでらっしゃって、週末だけスウェーデン南部のお家に帰られるそうです。

旦那さん(相手のhusbandって平等っぽい言い方ないんですかね)は大抵の家事ができるから問題ないみたいです。笑

ここでも、家のことは固定の役割ではなくて、相談して決めるものだと言われました。

例えばどっちも掃除が苦手なら、週ごとに交代するとかするみたいです。

・親がそうやっている姿を見ていること

・18歳になったら否応なく家から出て自立を促されること(富裕層はまた別みたいですが)

によってこの平等意識は保たれているみたいです。

ホームステイで聞いた話が他の人からも打ち合わせしたみたいに出てきて、浸透具合にびっくりしました。

そしてそして、大きいお家持ってるから来たかったらおいでと言っていただき、ホームステイ第2弾の可能性も浮上しました…!わああ…!

 

*絶望から生まれる

わたしはお料理の準備のサポートに入らせてもらったのですが、

そこで出会ったシェフの方がすごくいろんなお話をしてくださいました。

中でも一番印象に残っていることを書いておきます。

わたしは最近、自分の先輩方に素直に憧れる一方で、劣等感を抱き、自分が同じ分野に進む必要性を疑うことがありました。

だから「そうやって自分の先人に劣等感を抱き、絶望することはないのですか?」と聞いてみました。

するとその方は芸術の世界の話で答えてくださいました。

写真という技術が生まれ、現実をそのまま描写することを存在意義としていた絵画や画家は、そのままではいらない存在となってしまった。

ピカソもその中で絶望したうちの1人で

「何をしよう」「何か新しいことをしたい、しなければ」

そうやってもがき続けて今でも残る作品を作り上げた。

わたしが今悩むのも、自分が何かしら唯一な存在になりたくて

既存の仕組みを壊して新しいものを作ってみたくて

そういう気持ちがあるから、劣等感も抱くし、絶望もする。

劣等感も絶望も抱くこと自体はマイナスではないのに、それによって落ち込んだりしてしまうことがもったいない。(渦中ではなかなか気づけないけど)

リサーチをして冷静に考えたり

人に話を聞いてみたり

今すべきことを淡々をやっていくことが大事なんだと思いました。

あともしかしたらわたしは絶望したフリをして、やるべきことから逃げていただけかも。

 

*わたしのエネルギー源

正直わたしはこの日の前の2日間ほど

誰かに会うのも面倒で、規則正しく食事をするのも面倒で

面倒というか「しよう」と思えなくて

これまでモチベーションは行動することによってのみ生まれると信じて

だからやる気が出ないとかで何かをしなかったことは一度もなかったのに

なんか元気が出なかった。

そんな気分の波に左右されて不安定になっている自分を自覚するのも嫌だった。

わたしを好きと言ってくれる人がいても、こんなわたしを好きにならないでほしいと思った。

 

そんな中で外に出て人に会ったら、自然と元気が出るし、笑顔になる。

集中して淡々と料理の盛り付けの仕事をしているのがすごく楽しかった。

寮にいてどうやってこの気分の沈みから抜け出そうか考えて

考え方を変えるだの自分にこう言い聞かせるだのあれこれ言ってたけど

割とこの"外に出る""人に会う"みたいな単純なところが

わたしにとって大切なのかもしれないと思いました。

あとはやるべきことが自分で見えていること。

 

太陽が出ないことや寮でひとり暮らしなこともあり

今後もずっと安定を保つという目標は非現実的な気がしたので

気持ちが沈んでしまったときにどうするかを決めて書いておくことにしました。

まずは自分で自分を守っていきます。

 

***

 

すごく話が逸れてしまいましたが、

おいしい料理に日本酒、素敵なお着物

なんの社交辞令でもなく心から大好きが漏れてくるものがたくさんあって、

また、自分にとって大きい意味を持ちそうな出会いもあったイベントでした。

一緒に参加してくれた友達もすごくいい時間が過ごせたみたいでよかった〜!

これからも楽しんでいこう。

 

ここまで読んでくださってありがとうございました(*^^*)