Uppsala Diary

スウェーデンへの留学を機にブログを開設。帰国後もたまに綴っています。好きなものはチャイコフスキーの弦楽セレナーデと新印象派。

12月3日

*ウプサラを案内しました

ストックホルムにいる先輩が訪ねてきてくださって

初めてまともにウプサラを案内しました。

ウプサラ城とウプサラ大聖堂、お昼を食べてそのあとは街を散策してfika。

これまで案内してもらう側しかなってなかったけど

自分が思い入れのある街を、素敵だと言ってもらえるのって

こんなに嬉しいんだなあと思いました。

今日のおかげで新しい、かわいいお店も見つけた。

誰か、マグカップがかわいく見えなくなる魔法を早くかけてくれないと

帰国前に買い漁ってしまいそうです。笑

お店に展示してあるものはコーナーごとに統一感あるから余計にかわいく見える。

衝動買いしないよう気をつけます。

 

意外と人を案内するとなると改めて街を見ることができておすすめです。

スウェーデンに来られる際はぜひご一報ください。

 

*むずかしい

他人に対して何かするときに

自分が正しいと思うことだけを押し付けちゃいけないけど

人それぞれの考え方があって

相手が個人ならその人に沿えばいいのかもしれないけど

不特定多数の場合って頭爆発しそうです。

何がいい政策になりうるのだろう?

(なんかずっと言ってるな)

 

こんな社会がいいなぁ、こうやって循環したらいいなぁと思い描く度に

こんな単純じゃない、それだったらとっくに解決してるって

書いたものをびりびりに破りたくなる。

 

あれ、数年前と変わってないじゃんか。

もっと具体的に対象分けたりしていかないといけないです。

行動して得られるのが結果。

 

*「ひと」として大切なこと

渡辺和子さんのこの本を留学中に何度か読んでいるのですが

かなり自分の生き方に影響受けそうです。

また今日も一部読みました。

 

今日話したこと

今日お会いした人とした話を書き留めておきます

 

* なんかいそがしそうな日本 と 残業しないでなスウェーデン

同年代のtwitterを見たり近況聞いていると、

「なんかみんないそがしそうだな〜」

と思ってしまうわたし(呑気)

日本にいたときに比べたら格段にゆっくり過ごしているからそう感じるのかも。

一方スウェーデンでは、残業していると「就業時間もう終わってるのわかってる?(早く帰りなさい)」となるそうです。残業代が余分にかかっちゃうからね。

本気で何かプロジェクトとかやるのなら

わたしは就業時間気にせずずっとやってしまいそうだけど

時間区切ることって予想以上に大事なのかもしれない。

 

それに、自分に余裕があって初めて人を気遣えたり、何かに気付けたりするんじゃないかと思っているので

日本に帰っても今あいている心の余裕は埋めずに

大切にあけておきたいなあと思いました。

(働き始めたらこんな呑気なことは言ってられないのかな)

 

 

* べき論大好き日本 と なんでもありじゃんスウェーデン

日本では

結婚した夫婦の間に子どもが生まれるべきで

ある程度大人になってから出産するべきで

男女平等になるべきで

いろいろ聞くけど、いや、べきでまとめられるものじゃなくない!?

となったりします。

スウェーデンが生きやすいと聞く理由のひとつにはきっと

ここには"こうなるべき"というステレオタイプがなくて

ただ個人の生き方を尊重するものだけがあるからだと感じました。

個人の生き方を尊重するあまり、子育てが放棄されたりすることもあるんだけど。

慣習に従うだけじゃなくて、自分で生き方を考えて生きたいなあと思いました。

 

*日本は日本らしく

スウェーデンになろうたってそうはいかないしならなくていいんだけど

少なくとも日本が大事にしたい価値観はしっかり確立させたいなあ。

今はどこに向かってるのかあんまりわからない。

スウェーデンだったら「平等」「持続可能」あとは「個人の尊重」あたりが透けて見える。

Homestay Day5

*スケジュール

  6:30 起床、お母さんにお礼を告げお見送り

  7:00 朝食

  8:00 子どもと遊んだりテレビを見ながらお父さんとお話

11:30 お昼ごはん

12:30 みんなで犬の散歩

13:30 帰宅、荷造り

14:00 家出発

 

*いつ決めようが関係ない

この日はお父さんにどうやって結婚を決めたのか聞いてみました。

返って来た答えは

「どれだけ時間をかけて決めようが関係ないと思った。迷っても仕方ない。やってみるしかない。」

みたいな感じでした。

なんでも周りの友人の中には、しばらくお付き合いをしてから結婚しても結局離婚している人もいたそうで、それを見て上のように思ったそうです。

また結婚した方が生活費も安くなるし、子どもが生まれれば政府から援助ももらえる。

そのようなことから出会って割とすぐ結婚されたそうです。

政府から援助が出るということも少しは追い風になってるのかもしれません。

結婚に関してはもうちょっといろんな人の話を聞いてみたい…

なにが決定打なのか?

 

*全てを知った気にならない

ここまででも何回か出てきましたが、

Swedenの文化を知りたいと思ってホームステイを志願していたものの、

結局わたしはそもそも文化とは何かをちゃんと捉えられていなかったように思います。

そのため収穫としてあるのはこの家族の習慣がメイン。

だけどそれが一番大事なような気もします。

一般的に言われてる文化はきっと本かネット見れば手に入る。

高校生のときに「本当にSwedenって家事分担してるの?!なんでそんなことできるの!?裏目に出てることないの!?」と興味をかき立てられ疑いまくった情報を

この目で見れたこと自体が感無量でした。

このホームステイにどんな意味を与えていくかはこれからのわたし次第ですが。

だからこそ、"Swedenはこう" という伝え方ではなく "わたしが会った人はこうだった" という伝え方を大事にしたいなと思うし

これだけでSwedenの全てを知ったように思い上がったりは絶対したくないと思いました。

 

*自分の予想を超えたい

これまでの経験からしても、"あのころの自分には信じられないところに来れてる" と感じる感覚が好きみたいです。(自己陶酔?)

だから何って話ですが、記録のために書いておきます。

わたしが立てる未来の自分予想なんてさして高くはないんだろうけど

それでもその積み重ねで目指すような場所で、目指すような人物になっていきたいなあ。

 

*目的意識と感性のバランス

そしてこれまでは自分の立てた人物像に向かって結構目的をドンと置いて視野を狭めがちでした。

目的をしっかり決めることは大事だし、調査するならなおさら質問項目まで細かく決めるべきだとは思うのですが

それだけだと、その目的以上がないのではないかと思いました。

だからある時点での目標は一応決めておくけれど

経験の間は感性にも同じくらい気を配ってその声を聞き漏らさないように

必要ならば目的だって適宜変えていいくらいの柔軟性を持って

今後の留学生活を過ごしていこうと思いました。

 

*つながり

今回のホームステイは自分ひとりじゃ到底たどりつけなかったことです。

自分がしたのは「ホームステイがしたいんです!」と言いまくったことくらい…

友人とホストファミリーのみなさんには本当に感謝しています。

そしてもうひとつ、わたしはこのつながっていく感覚も好きみたいです。

自分を応援してくれる人が増え、自分が気にかけたい人が増える。

ひとりで生きてたら知らなかったこと、経験してなかったことを

いろんな人のおかげで得られていることを実感します。

自己肯定感のうちの存在自体の肯定は

このような人のつながりの中で生まれるのかな〜

(もうひとつの存在し続けることへの肯定は自分の努力により生まれると今のところ思っています。)

将来もつながりを生み出せることをしていきたいなと思いました。

 

* * *

 

ホームステイで考えたことは以上です!

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!